日本作物学会関東支部会報
Online ISSN : 2424-2225
Print ISSN : 1341-6359
ISSN-L : 1341-6359
会議情報
20 葉たばこの葉肉内部構造形成に関与する物質について
志賀 栄光秋本 嘉彦
著者情報
会議録・要旨集 フリー

p. 55-56

詳細
抄録
これまでに葉たばこの外観性状との関連で葉肉断面構造をSEMにより観察し、極めて多種多様な状況にあるものの、葉肉内に残存している物質の多少や分布状態によりある程度まで分類、整理できるとした。こうした葉肉内残存物質の多くは収穫後に実施されるcuring(強制後熟、乾燥)処理中において、葉肉内に貯蔵されている高分子化合物が低分子化合物に変化し、これが葉中の液状水分に伴って移動し、分散または集積したものと考えられているが、今回、バーレー種タバコ(バーレー21)のcuring終了葉を供試し、葉肉内残存物質の性質、組成などについて検討を加えた。その結果、若干の知見を得たので報告する。
著者関連情報
© 1991 日本作物学会関東支部
前の記事 次の記事
feedback
Top