日本作物学会関東支部会報
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11 遮光処理がコムギの登熟と水溶性糖類の蓄積に及ぼす影響
土屋 哲郎松田 智明長南 信雄
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p. 37-38

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抄録
前報までにコムギの登熟期の稈に蓄積されるフルクタンを主とする水溶性糖類が穂に転流する同化産物の一時的な貯留形態であることを示した. しかし, 葉身の切除による影響は, 稈のフルクタン含量よりも穂の乾物重を減少させ, 穂よりも稈の方が優先的なシンクである可能性を示唆したが, これには葉身切除によるストレスが関係していた可能性もある. そこで本報では, 登熟期の稈のフルクタンの役割をより明確にするため, 登熟期の遮光処理が, コムギの穂の登熟と稈への水溶性糖類の蓄積に及ぼす影響を検討した.
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© 1992 日本作物学会関東支部
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