大学図書館研究
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論文
大学図書館施設改修に伴う館内利用の変化を量的に評価する試み
ラーニング・コモンズ設置効果検証を念頭に
稲葉 直也
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ジャーナル オープンアクセス

2019 年 112 巻 論文ID: 2040

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抄録

本稿は,ラーニング・コモンズ設置等に代表される,館内利用方針の変換を伴う施設改修の効果を検証するために,大学図書館の館内利用量(利用時間)を推定することで,館内利用の変化を量的に評価する手法を提案する。2018年8月から9月に行われた早稲田大学中央図書館2階のラーニング・コモンズ改修工事を対象に実証調査を行い,改修に期待する効果を事前に館内利用量を測定することで予測し,改修後に館内利用の変化の有無を確認することで,想定通りの改修の効果が表れているか検証と評価が可能であることを明らかにした。

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