大学図書館研究
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小特集:MLA連携
「信州 知の連携フォーラム」におけるMLA連携の試み
長野県内の図書館・美術館・歴史館の取組
森 いづみ小島 浩子武田 佳代滝口 智子湯本 寛深後閑 壮登鈴木 映梨香羽生 将昭伊東 洋輔吉澤 明莉渡邉 匡一
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ジャーナル オープンアクセス

2019 年 112 巻 論文ID: 2041

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抄録

信州における地域資源の共有化・発信を通じて,地域住民の学びや地域創生につなげる方策を議論する枠組として,2016年に発足した「信州 知の連携フォーラム」は,二つの特徴を持つ。一つ目は,2008年に始まったデジタルアーカイブ推進事業「信州デジくら」の反省を踏まえ,「持続性の確保への強い志向を当初から持つ」ことである。二つ目は,いわゆるMLA(Museum, Library, Archives)に加え,研究者による情報利用や地域への人材供給という,「大学教育・研究の視点を内包している」ことである。本稿では,これまでの取組を紹介し,今後に向けた方向性や課題,大学図書館がMLA連携に携わる意義について考察する。

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