2019~2020年度,桜美林大学では新宿区と町田市内に新しいキャンパスが開設され,それぞれ既存の学群が移転するにあたり,教員の意向や大学の方針について協議検討しながら,基本的な図書館サービス提供とともに新しい試みにも取り組んだ。新宿キャンパスでは印刷物を配置しない電子図書館機能を持つ学修空間を,東京ひなたやまキャンパスには図書館内で演劇等のパフォーマンスや作品展示等も可能な設備を盛り込むなど,学群の教育方針に沿ったかたちでの図書館設計と管理・運営を行っているが,同時進行で発生したCOVID-19感染拡大により大きな影響も受けていることを報告する。