2002 年 66 巻 p. 42-48
名古屋大学では,平成14年4月に情報関連組織の再編を行い,情報連携基盤センターを発足させた。情報連携基盤センターには附属図書館の組織の一部も再編・統合されている。この再編の主要な目的には,新たな時代の要請に応えるべく,情報連携基盤センターと附属図書館の,とりわけ研究開発面での強力な連携に基づいて,図書館機能の高度化を図ることが含まれている。出発したばかりの両組織の連携であるが,本稿では,そこに到る経緯や背景と,新たな組織の機能と役割,及び今後の課題や展望について紹介する。