2013 年 97 巻 p. 49-55
埼玉県内の大学・短期大学等の図書館を会員とする地域コンソーシアムである,「埼玉県大学・短期大学図書館協議会(略称 SALA)」の活動を紹介する。1988 年に発足し,現在は県内47機関をメンバーとして活動している。相互協力の活発化を目指して創立されたが,現在は,研修会の開催,会報の発行,ウェブサイトの運用,共同リポジトリの構築,共同購入事業の実施,「図書館と県民のつどい埼玉」への参加など,多彩な活動を展開している。本稿では,それらの概略を紹介するとともに,その原動力となっていることがらについて考察を行っている。