2024 年 13 巻 3 号 p. 91-97
近年大規模言語モデルはさまざまな場面での応用が検討されている.今回われわれは大規模言語モデルであるGPT(Generative Pre-Trained Transformer)モデルに歯科医師国家試験を解かせ,歯科分野の知識量を図ることで歯科教育モデルとして活用可能か検討することとした.第114~116回までの国家試験問題をGPT3.5およびGPT4に解答させ正答率を合格基準と比較した.また分野別の正答率も算出した.GPT3.5は全ての領域で合格基準に達することはできず,GPT4は必修やA領域は合格基準に達していたがB,C領域では合格基準に達していなかった.また,一般医学問題の正答率は高かったが歯科分野問題の正答率は低かった.これらのことからGPT3.5やGPT4は歯科教育モデルとして適していないことが示唆された.