日本デジタル歯科学会誌
Online ISSN : 2432-7654
原著
マルチスライスCTを用いたインド人前頭洞の三次元構造解析
~無歯期・乳歯列期・永久歯列期の比較研究~
塩崎 一成勝村 聖子佐藤 慶太笠原 典夫山田 雅司松永 智
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2025 年 14 巻 3 号 p. 133-138

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抄録

 本研究では,マルチスライスCT(以下CTとする)撮像データを用いて新生児,小児,成人頭蓋骨の前頭洞外形の三次元的観察および各ステージにおける右前頭洞・左前頭洞の有無,存在していた場合にはそれぞれの体積計測を行い比較・検討することで,前頭洞の発達について検索することを目的とした.試料として,東京歯科大学解剖学講座所蔵のインド人乾燥頭蓋骨(n=30)を用いた.歯の萌出状態により,無歯期,乳歯列期(Hellmanの歯齢ステージⅡA),永久歯列期(Hellmanの歯齢ステージⅣA)の3グループを設定した.CT撮像後に三次元立体構築を行い,左右前頭洞におけるそれぞれの体積計測を行い,それぞれのグループにおける平均値と標準偏差を算出した.無歯期,乳歯列期には,左右いずれか,あるいは両方に前頭洞が存在しないものがあった.永久歯列には両側性に前頭洞が存在したが,すべて左側前頭洞の容積が大きい結果となった.

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