2018 年 8 巻 2 号 p. 120-124
大臼歯部適用を想定して開発されたハイブリッドレジンブロックを使用して,歯科用CAD/CAMシステムを用いてクラウンを製作し,患者14名(すべて女性,平均52.7歳)の大臼歯21本に装着し,3カ月から12カ月後,平均8.5カ月における臨床的評価を行った.評価項目は,辺縁適合性,表面性状,咬耗,破折,クラック,着色,プラークの付着,周囲歯肉の炎症,対合歯の咬耗の9項目とした.その結果,すべての症例において脱離,破折は認められず,他の評価項目についても装着時と変化は認められなかった.したがって,大臼歯用クラウンの材料として有効であることが示唆された.