日本小児臨床薬理学会雑誌
Online ISSN : 2759-9256
Print ISSN : 1342-6753
急性上気道炎の症状軽減に抗ヒスタミン薬が寄与するための条件
関口 進一郎
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2012 年 25 巻 1 号 p. 16-18

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抄録
抗ヒスタミン薬を「かぜ薬」として使用する場合には,期待される効果はくしゃみや鼻汁の改善であるが,その効果は抗ヒスタミン作用ではなく,第一世代抗ヒスタミン薬が併せもつ抗コリン作用による。第二世代の非鎮静性抗ヒスタミン薬には「かぜ薬」としての効果を期待できない。抗ヒスタミン薬を小児に「かぜ薬」として使用するならば、その条件は3つある。第一に,抗ヒスタミン薬によって期待される効果と,その限界とを認識することである。第二に,副作用のリスクを避けるため,投与する患者を選別することである。第三に,抗ヒスタミン薬の使用を短期間にとどめるようにし,漫然と続けないことである。
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© 2012 日本小児臨床薬理学会
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