環境水中のアシュラム, メコプロップ, オキシン銅, チウラム, ベンスリド, イプロジオン, ペンシクロンの固相抽出法 (PS-2) を用いたHPLCによる同時定量法の前処理につい追試を行った。これらの結果をもとに, 1994.4~1995.3の毎月, 千葉県内11地点の環境水について7農薬のモニタリングを実施した。春から夏に採取した試料において, HPLC測定時 (カラムとしてGOLF-PAKを使用) のクロマトグラムに定量を妨害するピークの出現がしばしば認められた。そこで, 定量にはGOLF-PAKとInertsil ODS-3の二本のカラムを用いて行った。結果, すべての試料から7農薬は検出されなかった。