抄録
顆粒球・単球吸着療法(granulocyte and monocyte adsorption apheresis:GMA)は,酢酸セルロースビーズを充填したカラムを用いた体外循環療法で,炎症性腸疾患(潰瘍性大腸炎,クローン病)に対して用いられている。皮膚科領域においては種々の治療に無効の膿疱性乾癬例に対して用いられ,多数の著効例が報告されている。しかし,適応となる患者背景,効果の持続,再燃時の有効性,GMA施行頻度,回数および灌流血液量の検討,GMAによる寛解維持療法,さらに関節症性乾癬や壊疽性膿皮症などの難治性皮膚疾患における適応拡大など,種々の問題の検討が必要である。