日本皮膚アレルギー・接触皮膚炎学会雑誌
Online ISSN : 2189-7085
Print ISSN : 1882-0123
総  説
重症薬疹の最近の治療-併用療法としてのIVIG療法について
相原 道子
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2016 年 10 巻 2 号 p. 81-87

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抄録
 薬剤がおもな原因となるSteven-Johnson症候群(SJS)と中毒性表皮壊死症(TEN)は,皮膚粘膜障害をきたす重篤な疾患である。SJSとTENの治療の第一選択はステロイドの大量投与である。しかし,ステロイドを投与しても効果が十分にみられない場合や基礎疾患によりステロイドの大量投与がむずかしい場合など,ステロイドとの併用療法が必要となる。その一つとして免疫グロブリン製剤大量静注療法(IVIG療法)があり,免疫調整作用により炎症反応をコントロールしようとするものである。SJS/TENの治療としてのIVIG療法の評価は,それぞれの施設間で投与量,投与時期,併用療法が大きく異なるため結果の比較がむずかしく,現在でも議論があるところである。しかし,近年ステロイドとの併用によるIVIGの早期投与の有用性が報告された。今後,血漿交換療法と並び治療の選択肢として使用が拡大し,予後が改善することが期待される。
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© 2016 一般社団法人 日本皮膚アレルギー・接触皮膚炎学会
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