杏林大学医学部整形外科
2019 年 31 巻 1 号 p. 86-89
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当院での中下位頚椎脱臼骨折の治療成績を報告する.対象は当院で手術加療を行った14例であった.麻痺改善群は不変群と比較して有意に脱臼整復までの時間が短く,12時間以内に整復しえた症例の麻痺改善率が高かった.受傷時の椎体間転位距離,椎間板脊柱管内占拠率は麻痺改善と負の相関を認めた.麻痺改善に関与する因子は整復まで時間,受傷時の椎体間転位距離,椎間板脊柱管内占拠率が考えられた.
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