慶友整形外科病院骨関節疾患センター
2020 年 32 巻 1 号 p. 152-158
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デノスマブ治療中止後に多発性椎体骨折が発生した閉経後骨粗鬆症の1例を経験した.骨折発生後,骨密度は若年成人平均値(YAM)の71%であったが,骨代謝回転の亢進とビタミンD不足が見られたため,アレンドロネートとアルファカルシドールで治療を行い,良好な治療成績(短期)を得た.デノスマブ治療では,休薬を検討する際は,骨密度が治療目標を達成していても,多発性椎体骨折発生を念頭におく必要がある.
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