千葉県救急医療センター整形外科
2020 年 32 巻 1 号 p. 45-48
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エイ刺傷は局所症状が主であるが,まれに重篤な症状をきたす.今回われわれはエイ刺傷により下腿コンパートメント症候群をきたした症例を経験した.エイ毒は40~45℃で30~90分加温することにより不活化するとされているが,本症例においては初診時における患部の加温が不十分であったことが,コンパートメント症候群にいたった原因の一つと推察された.エイ刺傷では患部を十分に加温し,エイ毒を不活化することが重要である.
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