昭和大学横浜市北部病院整形外科
昭和大学病院整形外科学講座
2023 年 35 巻 2 号 p. 119-122
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広範囲軟部組織損傷を合併した踵骨裂離骨折に対し,良好な治療経過を得た1例を経験したので報告する.初回の準緊急手術でK-ワイヤーによる仮固定と創外固定を行い,軟部組織状態が改善後,二期的にスクリューとワイヤリングによる固定を行い合併症なく加療を行えた.
大きな骨片を伴う裂離骨折は受傷後,高頻度で軟部組織損傷の進行を認める.そのため準緊急で骨片を整復し,軟部組織に配慮した治療戦略を取ることが重要である.
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