Japanese Journal of Equine Science
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―展望―ウマ科学の歴史と展開―日本ウマ科学会に期待するもの―
澤崎 坦
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1992 年 3 巻 2 号 p. 127-135

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抄録
 日本ウマ科学会が創立2年目を迎えた今日,改めてウマという動物が,家畜として我々人間と共同生活を送るようになった歴史を振り返ってみると,他の家畜や家禽とは異なった側面を持っている。この多様性を持っている家畜に対する日本人の認識は,諸外国とは著しく異なることから,発想の転換が求められている現状を指摘した。また動物としてのウマを振り返って見ると,生物学的特性についても解明されていない部分が多く,研究素材として活用すべき可能性が高いと同時に,家畜としての人類との関わりの面から見ても,貴重な人文科学的研究対象となりうることを指摘した。Equine Science(ウマ科学)という言葉は日本では聞き慣れない言葉だが,21世紀における学術研究の分野では1つの事象を多面的に捉える必要性を指摘し,その専門学会としてのウマ科学会のあるべき姿について私見を述べた。
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© 日本ウマ科学会
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