日本森林学会大会発表データベース
第124回日本森林学会大会
セッションID: N24
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経営
高解像度オルソフォトから得られる樹冠情報の活用
*中西 優田中 和博美濃羽 靖長島 啓子
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抄録
持続可能な林業経営を行うには森林の状態を効率よく把握し、適切な施業を行うことが重要である。本研究では、安価に効率よく森林をモニタリングする手法としてオルソフォトから抽出した樹冠情報の活用について検討した。兵庫県多可町加美区に所在する、約1haのスギ・ヒノキの混交林を研究対象地として毎木調査(胸高直径、以下DBH)をしたと共に、一部については樹高と樹冠幅も測定した。また2004年時の毎木調査(DBH)、一部の樹高測定のデータを用いて成長量・成長率を求めた。地上解像度8cm/pixelの高解像度オルソフォト(RGB)をもとに樹冠ポリゴンを作成し、その面積、周長、形状指数、ボロノイ図を求めた。測定した樹冠幅から樹冠基底断面積を求め、樹冠ポリゴン面積と比較したところDBHと樹冠基底断面積の間には高い相関(R=0.87)があったが、樹冠ポリゴン面積とはあまり相関はみられなかった。樹冠基底断面積に比べて樹冠ポリゴン面積は過小評価となる傾向があったが、その誤差はDBHと高い相関(R=0.79)があった。このことから樹冠基底断面積に関連する情報が取得できればDBHの推定精度が向上することが示唆された。
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© 2013 日本森林学会
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