日本森林学会大会発表データベース
第124回日本森林学会大会
セッションID: N26
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経営
多雪地帯を対象とした林業経営収支予測システムの開発
*図子 光太郎嘉戸 昭夫
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抄録
【目的】多雪地帯の人工林では、立木の大部分が雪圧による根元曲がりを有する。このような根元曲がりは、生産される素材の量や質に大きく影響するとともに、素材生産工程の作業時間や生産性にも影響を及ぼすと考えられる。しかし、このような根元曲がりの影響についての定量的関係は明らかでなく、素材生産における生産量予測や収支予測を難しくする要因となっている。そこで本研究では、これらの影響を明らかにし、多雪地帯人工林での素材生産における生産量や収支を予測するためのシステムの開発を試みた。【方法】樹幹形状級(北村ら1973)を用いて根元曲がりを評価し、樹幹形状級別の丸太利用材積および等級別丸太生産量を調査した。また、素材生産工程の作業時間調査を行った。さらに、調査結果を用いて、等級別丸太生産量予測モデルおよび各工程の作業時間予測モデルを作成した。【結果】樹幹形状級を用いることによって、丸太等級別生産量および素材生産工程の作業時間や生産性に対する根元曲がりの影響を定量的に説明できた。また、これらの結果をもとに作成した予測モデルを用いて、素材生産収支について、実用的な予測を行えることが明らかとなった。
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© 2013 日本森林学会
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