日本森林学会大会発表データベース
第124回日本森林学会大会
セッションID: P2-047
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樹病
異なる塩化ナトリウム濃度が外生菌根菌Cenococcum geophilumの菌糸成長に及ぼす影響
*松田 陽介山川 舞稲葉 智美小長谷 啓介伊藤 進一郎
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抄録
【目的】海岸砂丘上に生育するクロマツの根には,しばしば外生菌根菌Cenococcum geophilum(以下,Cg)が優占する.本研究はCgの耐塩性を明らかにすることを目的とし,地理的に多様な海岸林に由来するCg菌株について,異なる塩化ナトリウム(NaCl)濃度条件下における培地上での菌糸伸長を明らかにした.【材料】7県8か所(青森県,富山県,石川県,静岡県,愛知県,三重県,鹿児島県)の海岸クロマツ林分において,林冠を構成するクロマツ成木に形成されたCg菌根から菌を分離,培養し,Modified Melin-Norkran(MMN)培地で保存した.各Cg菌株について菌体を含む直径6mmのプラグを作成し,NaCl濃度を6段階(最大400mM)に調整したMMN培地上に静置した.暗条件下,25℃で2か月間培養し,10日毎に直行する水平方向の菌糸伸長量をノギスで計測した.【結果】現在のところ,菌糸伸長は100mMか200mM以上の試験区で抑制される傾向にあった.以上より,調査地内,調査地間におけるCg菌株間の耐塩性の差異について議論したい.
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© 2013 日本森林学会
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