日本森林学会大会発表データベース
第126回日本森林学会大会
セッションID: T25-06
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森林環境のモニタリングと持続可能な森林経営
ラジコンヘリコプターを用いた傾斜地における林分材積推定について
*近藤 大将加藤 正人小熊 宏之
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抄録

近年,現場作業者による省力的かつ効率的な森林調査が可能な手法として,ラジコンヘリコプターを利用したリモートセンシングが期待されている.しかしながら,現在の日本では、ラジコンヘリコプターを用いた森林の把握は事例が少なく、観測は平地林が中心である。本研究では傾斜地の林分を対象とし,ラジコンヘリコプターで取得したオルソ画像・DSMデータを用いて、単木単位の資源量把握を試みた。今回の研究では, DCHMデータの作成に必要となるDEMデータに,国土地理院発行の5mメッシュデータと航空機LIDARデータから作成した0.5mメッシュデータの2種類のデータを使用した.各DEMデータから作成した2種類のDCHMデータとTREE TOPS法で抽出した樹頂点データを重ね合わせることで,立木の樹高を推定し,単木単位の材積を算出した.2種類のDCHMデータから算出した林分材積の精度を比較・検証し,報告する.

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© 2015 日本森林学会
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