主催: 一般社団法人日本森林学会
会議名: 第128回日本森林学会大会
回次: 128
開催地: 鹿児島県鹿児島市(主に鹿児島大学郡元キャンパス)
開催日: 2017/03/26 - 2017/03/29
ブータンでは、憲法において国土の60%以上を森林として維持・管理することを規定しており、厳格な森林管理に取り組んでいる。また、チベット仏教を国教として掲げており、人々の生活信条や価値観の中に森林保全に対する大切な要素があるのではないかと、当初は推測していた。しかし、歴史を振り返ると、必ずしも永続的に厳格かつ適切な森林保全が行われてきたわけではないことが判明した。本研究では、過去の大規模な森林伐採から如何なる過程によって森林面積を回復し、現在から未来に向けて如何なる方法によって厳格な森林保全を達成しようとしているか、明らかにすることを目的とする。そのために、第一に森林保全を巡る法規制を調査したうえで、第二に森林保全を巡る最初の法律である1969年の森林法制定前後の衛星画像を比較してその変化について識別・分析を行い、第三に国民の森林保全に対する意識を高めるために行われるSocial Forestry Day(社会植樹の日)における実地調査を行うこととする。調査対象地域として、7世紀より国内最古の寺院や名刹が多く建立されており、水に所縁のある名所が存在する中央部のブムタン県ジャカル地方を採択した。