日本森林学会大会発表データベース
第128回日本森林学会大会
セッションID: S1-6
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学術講演集原稿
北海道に即した林業技術者の育成-大学・研究機関の役割
*柿澤 宏昭
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抄録

2015年に文科省委託事業によって北大が行ったフォレスター・プランナ―向けのステップアップ講座について報告する。講座テーマとしては環境配慮型施業の推進をとりあげたが、これは豊かな自然環境の保全という北海道の地域性と、生態学や環境保全分野で強みを持っている北大の特性を反映させたものである。カリキュラムの具体的な内容としては、生物多様性の基礎知識、生物多様性に配慮した施業の基本、河畔域の保全、環境に配慮した路網・土場造成を設定した。現場技術者が学ぶ機会が少ない環境配慮型施業について、大学・研究機関の優位性を生かしたプログラムが提供できたが、スケジュールの制約で積雪期間中に行ったため現地検討ができなかった。課題としては、大学・研究機関の研究が施業への応用や施業現場での課題をもとに行われているわけではないので、環境配慮型施業のすべてをカバーできてはいないことがあげられる。環境配慮型施業のガイドラインを大学・研究機関が主導して、行政・林業関係組織などと協働して開発していくことが、カリキュラムの策定に不可欠である。

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© 2017 日本森林学会
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