日本森林学会大会発表データベース
第128回日本森林学会大会
セッションID: T6-16
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学術講演集原稿
知床五湖利用における外国人観光客の動態と意識
*王 茂琪愛甲 哲也
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抄録

 2016年に訪日外国人は,2,403万人に至った。国立公園の外国人利用者数も増加しており,2015年には607万人と推計されている。外国人利用者への対応が課題だが,その動向や意識を探った研究は少ない。本研究では,知床国立公園知床五湖地区を対象に、外国人訪問者の動向および冬期のエコツアーに参加した外国人と日本人観光客の意識を比較し、その傾向を把握した。まず、2016年の知床五湖利用調整地区の植生保護期の立ち入り申請書の分析を行った。申請書に記入された利用者の名前、住所などから期間中の日ごとの訪問人数、または訪問者の国籍などを明らかにした。調整利用地区を訪れた外国人は合計で6000人を超え、全体利用者数の約1割を占めた。また,40ヶ国(地区)の異なる国籍がみられた。日本人とは異なる利用変動がみられた。また、2016年1月から3月のエコツアーの参加者を対象に,アンケート調査を実施した。参加した外国人のうち、アジア系が9割以上を占めた。日本人と外国人では知床の訪問動機やツアーの参加動機、ツアーの評価などが異なることが示された。

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