日本森林学会大会発表データベース
第129回日本森林学会大会
セッションID: S10-6
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学術講演集原稿
こどものけんちくがっこう
*鷹野 敦
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抄録

「こどものけんちくがっこう」は、自分たちが暮らす地域の環境について、またそこで住まうことについて、”ものづくり”を通して体験的に学ぶ場である。地域の重要な資源である「木」に着目し、小学校の中・高学年生25名を対象として、月2回の授業を通年で行っている。「習い事」の感覚で気軽に木に触れる場を設けることで、子供達に森林や木材への関心を抱かせる。大学生の指導のもと、森林資源や製材加工についての勉強から、木材を使っての小さな建物の建設まで、座学と実習を織り交ぜた幅広い授業を行っている。小さい頃からの体験にもとづく感覚によって、地域の環境への愛着を持ち、将来のより良い住環境づくりに貢献できる人材を育むことを目的とする。薩摩藩の「郷中教育」に習い、子供達がお互いに助け合い、自発的に”学びつつ教え、教えつつ学ぶ”実践的な教育の場を、鹿児島大学工学部建築学科環境建築研究室(鷹野研究室)と株式会社ベガハウス(工務店)の産学協同により目指す。

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© 2018 日本森林学会
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