日本森林学会大会発表データベース
第129回日本森林学会大会
セッションID: T5-6
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学術講演集原稿
断根および石灰施与がクヌギとコナラの細根生産量に及ぼす影響
*水谷 和人上辻 久敏野口 享太郎山中 高史
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抄録

 外生菌根菌であるトリュフを林地で栽培化することを目的に、トリュフ菌感染のターゲットとなるブナ科樹木成木の細根生産量を増やす条件について検討した。 本研究では、一般的に細根の発生を促すといわれる根の切断とトリュフ菌が好むとされる高pH 環境が、宿主樹木の細根発生に及ぼす影響について調べた。調査地は岐阜県のクヌギ林とコナラ林で、時期(3~7月)を変えて根を切断し、土壌pH を上げるために石灰を施与して、断根の時期と石灰施与の有無が細根生産量に及ぼす影響をイングロースコア法により測定した。その結果について報告する。

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