日本森林学会大会発表データベース
第129回日本森林学会大会
セッションID: T8-4
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学術講演集原稿
パートタイムの主婦を対象とした長期的森林散策カウンセリングの事例
*竹内 啓恵川畑 真里子上原 巌
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抄録

本研究は,昨年度(第129回)発表したパートタイム主婦を対象に,長期的な森林散策カウンセリング(1年目13ヶ月,2年目12ヶ月,計25ヶ月,1回/月,毎回1時間,森林公園2ヵ所)の事例研究を行い,その長期的な効果を考察した。昨年度と同様に被験者の気分評価(POMS)を効果の尺度に用いた他,被験者の表情,態度,話の内容の変化を記録し,職場環境(勤務前後)での気分評価の記入と,街中散策,および室内でのカウンセリング,森林公園での単独散策を行った。その結果,被験者の森林散策カウンセリング後の気分評価は,森林散策カウンセリング前,勤務前,勤務後より有意に「緊張‐不安」「活気」「疲労」「混乱」は2年間とも改善されたことが示されたが,「抑うつ‐落込み」は1年目のみに有意に改善され,「怒り‐敵意」は2年目のみ有意に改善される結果となった(一元分散分析,p<0.05)。また2年目では,「買物や通勤途中に街路樹や落ち葉を見ると,森林公園(カウンセリング場所)を思い出し,楽しく幸せな気持を思い出す」という感想が得られ,長期的に森林散策カウンセリングを行うことで,被験者の日常生活にも森林の保健休養機の効果を及ぼしたことが示された。

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