日本森林学会大会発表データベース
第132回日本森林学会大会
セッションID: T1-5
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学術講演集原稿
移動式チッパの性能評価に関する研究
*小島 健一郎岩岡 正博三木 茂
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抄録

 木質バイオマスのエネルギー利用が進む中、作業場所の制約を受けにくい移動式チッパの需要が高まっている。移動式チッパは破砕・切削の方式や移動の方法、生産容量、効率等が様々であるため、チッパを必要とする場合に、客観的かつ定量的な評価が欠かせない。そこで、本研究では移動式チッパに対して、性能に基づく評価を行った。このような研究の成果が蓄積されることで、用途に適したチッパが採用されるとともに、チップ生産の採算性やチップの品質の向上が図られる。

 今回の研究で試験の対象としたチッパは、ドイツのHeizomat製、Heizohack HM6-300VMならびにHM8-400VMの2機種である。それぞれ、刃物は切削タイプのドラム方式、ディーゼルエンジン駆動である。

 性能評価に用いた材の樹種はスギ、ヒノキ、カラマツ、アカマツで、材長は概ね2mと4mの2種類である。評価項目は時間当たりの生産量、燃費ならびにチップの品質とした。チップの品質に関しては、水分、かさ密度、粒度分布を試験した。

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