日本森林学会大会発表データベース
第134回日本森林学会大会
セッションID: F2
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学術講演集原稿
カラマツ雄花と雌花からの発現遺伝子の取得と着花に関わる遺伝子座の探索
*三嶋 賢太郎井城 泰一平川 英樹白澤 健太福田 陽子福田 有樹宮本 尚子平尾 知士永野 聡一郎小長谷 賢一平岡 裕一郎田村 明倉本 哲嗣高橋 誠
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キーワード: カラマツ, 発現遺伝子, 着花
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抄録

カラマツは、成長に優れ、材の強度も優れていることから、我が国の主要造林樹種となっている。近年では、木材加工技術の進展による集成材としての利用の高まりを受けて、造林面積が増加しており、種苗の安定供給が望まれている。しかし、カラマツには着花に顕著な豊凶があるため、安定的・効率的な種苗生産を行うためは着花特性の改良が必要とされ、重要な育種目標の一つとなっている。これらのことから、森林総合研究所林木育種センターでは、カラマツの着花特性の改良や次世代化等の育種おける目標を推進するため、着花評価およびゲノム情報の取得を進めている。

カラマツ遺伝資源の中には連年着花する系統が知られており、特にそれらの着花の評価やゲノム情報の取得に加え、連年着花に着目した交配集団の作成を進めてきた。本報告では、これまでに集積してきたゲノム情報と着花データを用いたカラマツ着花変異系統の原因遺伝子に関する解析結果について報告する。

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