日本森林学会大会発表データベース
第134回日本森林学会大会
セッションID: S1-4
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学術講演集原稿
熊本県合志市におけるマツヘリカメムシの個体群動態
*原 亮太朗松永 孝治渡辺 敦史細川 貴弘久米 篤
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抄録

マツヘリカメムシは1910年に北アメリカにおいて世界で初めて発見され、2008年に日本への侵入が確認され、既に30以上の都府県で目撃例がある。このカメムシは針葉樹球果の種子を摂食することが知られており、欧米ではこのカメムシによる被害が多く報告されている。熊本県合志市の林木育種センター九州育種場では、近年本種の定着とクロマツ球果の吸汁が確認されており、防除法の確立が求められている。しかし、本種の日本における生態、発生時期などはほとんど調べられていない。そこで本研究では、マツヘリカメムシの個体群動態の解明を目的とした野外調査を実施した。林木育種センタ―九州育種場圃場を調査地として、2020年から2022年の3年間に渡って見つけ採り法を行い、齢構成の変化を調べた。そして、1年間の世代数をマツヘリカメムシの有効積算温度から推定し、野外調査の結果との整合性を評価した。また、各齢や、各世代の調査地内における分布様式を比較し、マツの球果数や花の開花状況などと合わせて評価することで、調査地内のマツヘリカメムシの空間分布要因を解析した。

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