日本林學會北海道支部講演集
Online ISSN : 2433-0825
カラマツ先枯病の薬剤防除に関する研究(XI) : 散布回数と散布時期に関する検討
五十嵐 恒夫高岡 恭
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1963 年 12 巻 p. 95-97

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抄録

薬剤防除の効果をたかめるためには,防除の適期を正しく知らなければならない。このことは本病害についても同様であり,とくに造林地のように薬剤防除にかなりの困難をともなう場合には,防除適期にできるだけ少い防除回数で実用的防除効果をたかめることを考えねばならない。しかるに本病害については未だこの点の解明がなされていないので,前報に報告した感染時期の試験結果にもとづいて散布回数,散布時期に関する検討をおこなつたのでここに報告する。本研究をおこなうに当り助言をいただいた北海道大学農学部齋藤雄一教授はじめ研究グループ各位に,また試験実施について懇切な援助をいただいた北海道大学演習林長村井延雄教授,谷口信一教授,谷口三佐男助教授,苫小牧演習林職員各位に深甚なる謝意を表する。

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© 1963 北方森林学会
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