日本ファジィ学会誌
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Koczyの線形補間型推論法に関する2、3の考察
石 岩水本 雅晴
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1996 年 8 巻 1 号 p. 147-157

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抄録
ファジィルールベースが疎である場合, 従来のファジィ推論方法ではうまく適用できない。この問題に対して, KoczyとHirotaは「線形補間推論法」という推論法を提案した。彼らは「ファジィルールA_1⇒B_1,A_2⇒B_2および観測値Aのメンバーシップ関数が三角型である場合, その推論結果のメンバーシップ関数も三角型となる」という結論を得ているが, 本論文ではこの結論は必ずしも妥当ではないことを示し, また, 推論結果のメンバーシップ関数が三角型になるための条件を見出した。
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© 1996 日本知能情報ファジィ学会
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