三重北医療センター菰野厚生病院外科
2018 年 2 巻 1 号 p. 14-18
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直腸脱の発生頻度は比較的低く,高齢者に多くみられ,便秘や便失禁を主訴とし,quality of lifeを大きく損なう疾患である.治療法としての手術は,その再発率が問題となっている.今回,40歳代の神経性食思不振症を有する女性の完全直腸脱に対し,腹腔鏡下直腸固定術を合併症なく施行することができた.術後1年6カ月以上経過しているが,再発は認めておらず,直腸脱に対して腹腔鏡下手術の有用性が示唆された.
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