東京農業大学農学部造園学科
1993 年 1993 巻 1 号 p. 6-16
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庭上における四季の景物を代表する「雪月花」を契機とする私的行事及び遊びが、平安期の庭園内においてどの様に享受されたかに就いて、王朝文学から明らかにした。その結果、「雪」には、雪まろばし・雪山作り・雪見。「月」には月見の宴・月と納涼・月見。「花」には花の宴・花見と散策。その他庭上の遊びには舟遊び・蹴鞠などの存在が確認され、これらは我が国におけるこの種の行為の原点であることを、関連する絵巻物その他から指摘した。
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