地学雑誌
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熱河省赤峰附近並に哈爾賓郊外より發見せる舊石器時代人類遺品
徳永 重康
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1934 年 46 巻 1 号 p. 44-48_1

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抄録

余は滿蒙調査研究團員の一人として昭和八年六月より十月迄、滿蒙の地質古生物を調査した。其内去る六月には余と直良信夫氏とにて、恰爾賓郊外の地を半ヶ月餘發掘を行ひ、十月には清水三郎氏及び松澤勲氏が、赤峰東北三〇粁の朝陽溝を調査した。歸京後採集品を精査した處、計らすも夥しき獸骨化石と混じて、幾多の人類加工品を發見した。今其略報を述べる。

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