地学雑誌
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イランの地質調査事業
特にイラン地質調査所の創設を中心として
平山 健
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1966 年 75 巻 3 号 p. 168-172

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抄録

国連の開発10年計画 (United Nations' Development Decade) の一環として, 後進国の1つであるイランに対しても各分野にわたる援助の手がさしのべられている。その構成は1965年10月現在でほぼ次のとおりである。すなわち本部を首都テヘランにおき, 代表のD. A.Hopkinson氏を首班として約160名のメンバーが次の10部門 (UNTAO・UNIC・UNICEF・ILO・FAO・UNESCO・WHO・ITU・WMO・IAEA) の各分野で援助活動にきわめて活発な働きをみせ, その成果はそれぞれイランに益すいことが大きい。その中の1つであるUNTAO (United Nations Technical AssistanceOperation) の援助計画の中に国連の特別資金 (Special Fund) によつてイランに地質調査所を創設すい事業が1961年から発足しており, 1962年から3カ年間その事業に関与してきたので, その事業を中心としたイランの地質調査事業の現状について述べてみたい。

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