地盤工学研究所
2024 年 19 巻 3 号 p. 233-246
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近代化遺産構造物の上部構造の存在を担保する基礎構造は,上部構造と不可分な遺産価値を有する構成要素である。本稿では,韮山反射炉,乾ドック,富岡製糸場と白壁兵舎の大型木造構造物に加え,東京湾海堡,小原台堡塁の基礎構造を竣工年に沿って検討する。そして,歴史的建築物とその安定化の例として,ピサの斜塔を採りあげ,遺産構造物の修復の在り方を検討する。これらの遺産構造物を担保する基礎構造の構成要素と特徴を明らかにし,後世に残すべき遺産構造物の評価と修復の在り方が示される。
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