1965 年 16 巻 3 号 p. 135-137
L.S.test法が、実際時に生じるシワの測定にどれだけ一致するものであるかを、手のひらで握って肉眼判定をする手握法およびJIS法と比較し検討した。
本実験の範囲内では、L.S.test法は、開角度測定よりも折目高さの測定がやや手握法に近い順位を示す。
手握法とL.S.test法との相関性は、手握法とJIS法の相関性と差なく、L.S.test法は手握法よりもむしろJIS法に近いものである。
手握法とL.S.test法との順位差は、筋目状シワと波状シワ、小ジワと大ジワというシワの状態による差であり今後の課題にしたい。