日本総合健診医学会誌
Online ISSN : 1884-409X
Print ISSN : 0911-1840
ISSN-L : 0911-1840
第16回日本総合健診医学会学術大会講演抄録 健診における脊椎骨撮影の意義
御所 窪淳鍵田 政雄高橋 弘光安藤 則道吉場 朗西岡 清春
著者情報
ジャーナル フリー

1988 年 15 巻 2 号 p. 134

詳細
抄録

当施設は予防医学を主目標にした会員制のクリニックで, 一般的な胸部及び消化管検査に加え, 頸椎, 腰椎の2方向のX線撮影並びに前立腺, 子宮を含む全腹部臓器の超音波検査を施行している。会員の平均年齢が51歳と高いためか脊椎骨の画像に異常像を呈する者が多かったので, 一般健診施設にても高齢化社会に対応し健診項目に脊椎骨検査を追加し, 自覚症状を訴える者には異常の程度を知らせ, 画像的に異常像を呈するが自覚症状のない者には医学的な注意を与え, 共に生活上のアドバイスをするのが有意義と思われここに検討した次第である。

著者関連情報
© 日本総合健診医学会
前の記事 次の記事
feedback
Top