人間と生活環境
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女子大生における生体リズムと健康意識に関する自己診断との関係
小田 奈緒美大野 秀夫内藤 通孝
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2006 年 13 巻 2 号 p. 67-74

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抄録
近年、20歳および30歳代の青年はライフスタイルが往々にして不規則であり、それがサーカディアンリズムの規則性を失わせることも考えられる。本研究では、健康状態について生理的測定、日々の身体的活動状況、およびアンケートを用いて2003年夏と2005年冬に1週間ずつ、合計29人の女子大生を対象としたフィーノレド調査を実施した被験者は、家でのタ食を20時位に食べるタイプを規則群、それ以外のタイプを規則群とし、2つの群に分けて分析したアンケートは日常生活スタイルを推測するための資料になると考えた。日々の活動レベルの代謝による指標化、生理状態、そして"健康/不健康意識"と健康に関する自己診断に基づく分析から以下のような結果が得られた1)両群の就寝時刻と起床時刻で1%、就床時間で5%の有意差を示した。2) "健康/不健康意識"と健康項目への自己診断スコアでは、特に不規則群において多くの不健康な兆候を示す傾向が見られた。 3)モーニングサージ類似現象は今回のような日常生活の場における測定から見出すことは難しい。
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© 2006 人間-生活環境系学会
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