人間と生活環境
Online ISSN : 2433-2836
Print ISSN : 1340-7694
ISSN-L : 1340-7694
最新号
選択された号の論文の11件中1~11を表示しています
  • 2024 年31 巻2 号 p. Cover1-
    発行日: 2024年
    公開日: 2025/07/07
    ジャーナル フリー
  • 2024 年31 巻2 号 p. Cover2-
    発行日: 2024年
    公開日: 2025/07/07
    ジャーナル フリー
  • 2024 年31 巻2 号 p. App1-
    発行日: 2024年
    公開日: 2025/07/07
    ジャーナル フリー
  • 小松 美和子, 金田 未琴, 庄山 茂子
    原稿種別: 原著論文
    2024 年31 巻2 号 p. 47-56
    発行日: 2024年
    公開日: 2025/07/07
    ジャーナル フリー

    高齢者の薬の飲み間違いを防止することを目的に、65歳以上の高齢者91名を対象に、薬の服用実態等を質問した。また、8種のピクトグラムそれぞれに絵柄の異なる5サンプルと、色の異なる12サンプルを提示し、最もわかりやすい絵柄と色を選択してもらった。その結果、対象者の約88%は服用し、そのうち約12%は薬の誤飲経験があることが明らかとなった。最もわかりやすい絵柄は、実際の行為が簡潔に表現されている絵柄と、文字が入ったシンプルな絵柄であった。しかし、文字を入れると小さくて見えにくくなること、外国人には読めない可能性があることが懸念された。最もわかりやすい色は、顔色の配色で、次に黒、赤であった。高齢者の約80%は、薬のピクトグラムは飲み間違いに役立つと回答していることから、薬のピクトグラムの有用性が示唆された。

  • 種市 慎也, 胡 怡賢, 大西 達也, 田中 稲子
    原稿種別: 原著論文
    2024 年31 巻2 号 p. 57-65
    発行日: 2024年
    公開日: 2025/07/07
    ジャーナル フリー

    新型コロナウイルスの影響で、様々な施設において窓開け換気を実施する機会が多くなったが、夏季や冬季には熱的快適性が損なわれる懸念がある。また、筆者らの調査より、保育施設の換気不足に加えて、保育活動中の身体活動量に基づいた適切な換気設計の必要性が示された。本研究では、窓開け換気が多くみられたコロナ禍の夏季において、保育活動中の保育室環境及び幼児・保育者の生理量の実態を明らかにすることを目的に、横浜市の保育施設2園を対象に調査を行った。その結果、保育室の温度とCO2濃度は、窓開け換気の励行やエアコンの使用によって過去の調査結果よりも良好であり、幼児・保育者の鼓膜温度も37℃程度であったことから、熱中症リスクは低いことが確認された。また、身体活動量は、幼児・保育者ともに平均1.7 METs以上と換気基準で想定された値よりも高いことが明らかとなり、この値より算出された保育施設の必要換気量も提示した。

  • - 黄みの赤を基調色とする場合 -
    片山 徹也, 山下 真呼, 庄山 茂子
    原稿種別: Original
    2024 年31 巻2 号 p. 67-76
    発行日: 2024年
    公開日: 2025/07/07
    ジャーナル フリー

    2型2色覚の色覚特性に配慮した望ましい配色を明らかにすることを目的に、黄みの赤をベースカラーとし、背景色と文字色の異なる銀行ATMの操作パネル11サンプル(元画像)とそれらを2型2色覚の色覚特性による色の見え方に加工した加工画像を正常色覚の大学生12名が評価した。その結果、背景色にvividトーンやdeepトーンの黄みの赤、文字色に白や明度の高いpaleトーンを用いた配色は、元画像と加工画像のいずれも読みやすいと評価された。元画像、加工画像とも可読性と信頼性の評価に強い正の相関が認められたことから、可読性の高い配色を用いることで、ユーザビリティを高め、ATMの操作への信頼性や安心感を向上させる効果が期待される。JIS規格のコントラスト比に適合する配色においても、他の配色より有意に「読みにくい」、「好感が持てない」と評価される場合が認められたことから、今後、色相別の詳細な配色基準が必要である 。

  • ―傘の色と反射テープの位置の違いに着目して― (第2報)擬似高齢者の見え方
    馬場 月輝乃, 小松 美和子, 庄山 茂子
    原稿種別: 原著論文
    2024 年31 巻2 号 p. 77-84
    発行日: 2024年
    公開日: 2025/07/07
    ジャーナル フリー

    夜間・降雨時の高齢ドライバーによる交通事故防止を目的に、4色(黒、紺、青、透明)の傘に反射テープを「4か所」、「円周」、「放射状」に付けた3パターンと無地の傘の視認性について検討した。距離20m~100mまで10m間隔で撮影した144サンプルを女子学生20名が高齢者擬似眼鏡を着用して評価した。反射テープを付けない傘の視認性評価は、「透明」の傘が他の3色より有意に低かった(70m: p<0.05, 30m~60m: p<0.01)。反射テープの形状にかかわらず、反射テープを傘に付けることで、人より傘の視認性が高くなった。反射テープを傘に付けることで、高齢ドライバーの交通事故防止に役立つことが認められた。反射テープの形状の違いによる傘の視認性の比較は、「円周」と「放射状」の評価が「無地」と「4か所」よりも有意に高かった(p<0.001)。

  • ― 大豆ミートの普及に向けて ―
    笠原 優子, 福澤 沙弥佳, 庄山 茂子
    原稿種別: 資料
    2024 年31 巻2 号 p. 85-93
    発行日: 2024年
    公開日: 2025/07/07
    ジャーナル フリー

    環境問題を食の視点から解決することを目指し、環境負荷の少ないエシカルフードのひとつである大豆ミート製品の普及のため、女子大生103名を対象にパッケージデザインについて調査した。その結果、背景色をbrightトーン10色相に変えたサンプルにおいて 、橙は「食欲」と「購買意欲」、「健康感」の評価が高く、緑は「環境貢献」の評価が高かった。橙を12トーンに変えたサンプルについて、softトーンは「食欲」、「 購買意欲」、「環境貢献」の評価が高く、light grayishトーンは「健康感」の評価が高かった 。 異なるコンテンツの背景色の色相を比較した結果、コンテンツが1つ(ハンバーグ)、2つ(ハンバーグ、大豆)、3つ(ハンバーグ、大豆、大豆畑)とも、橙は、「食欲」と「購買意欲」の評価が高く、緑は「健康感」と「環境貢献」の評価が高かった。大豆ミート製品の普及のために、パッケージの色相、トーン、コンテンツの印象を有効に活用できる可能性が示唆された。

  • 2024 年31 巻2 号 p. 95-99
    発行日: 2024年
    公開日: 2025/07/07
    ジャーナル フリー
  • 2024 年31 巻2 号 p. 100-102
    発行日: 2024年
    公開日: 2025/07/07
    ジャーナル フリー
  • 2024 年31 巻2 号 p. 103
    発行日: 2024年
    公開日: 2025/07/07
    ジャーナル フリー
feedback
Top