抄録
睡眠は人の健康で快適な生活に不可欠であり、寝室の温熱環境や寝具を含めた寝床内気候を適切に形成する
ことが求められる。本研究では、寝具の素材の種類やその使用方法の違いが、熱的性能や寝床内気候にどのような
影響を及ぼすかを検証するため、ウールおよびポリエステル綿の掛・敷布団についてサーマルマネキンを用いた計
測実験を行い、寝具の熱抵抗値について検討を行った。寝具全体の熱抵抗値は、寝具と身体の間に隙間がない場合、
ウールが5.6[clo]、ポリエステルが6.2[clo]で若干の差が見られた。隙間がある場合は、ウールが4.3[clo]、ポ
リエステルが4.6[clo]でほぼ同程度であった。