真夏の高温多湿な競技場にいる選手、非選手ともに熱中症対策が重要な課題とされている。そこで、熱中 症に対する意識や対策についての実態を明らかにするため昨年夏期の熱中症対策について運動頻度の異なる学生 を対象にアンケート調査を行った。結果から、運動頻度の違いにより熱中症対策に有意差が見られた。運動習慣 のある者は体温上昇や水分喪失や冷房器具の使用など体温上昇に応じた対策が多かった。一方、運動習慣のない 者は高温環境や過度な運動の回避など体温上昇の原因を避ける傾向があることが明らかとなった。したがって、 運動習慣の有無によって実施する対策が異なる傾向があることが示唆された。