看護職のモチベーション向上に向けて、教育を担当する中間管理者の副看護師長が中心となって「ほめる活動」に取り組んだ。部署毎に活動した1年目を踏まえ、共通するスローガン「魅力的な職場をあなたの手で、魔法の言葉をあなたに」を掲げ、2年目は看護部全体の活動として取り組んだ。目的は、①「ほめる活動」を継続することで、お互いに認め合うことのできる職場環境づくりを目指す、②「ほめる活動」により他者から認められることを経験し、モチベーション向上につなげる、である。
自己管理「ほめ」シートや季節のサンクスカードを活用し実践した結果、看護職員全体のモチベーション向上につながった。特に20代の看護職員の評価は高かった。認め合う職場環境は職員のポジティブな感情を引き出し、自己肯定感や意欲向上につながることがわかった。
今後も、相手を「ほめる」という承認行為を継続するためには、現任教育の中に位置づけていく必要がある。