Journal of Hard Tissue Biology
Online ISSN : 1880-828X
Print ISSN : 1341-7649
ISSN-L : 1341-7649
原著
マウスの歯科矯正学的牽引側歯根膜におけるBMPの免疫組織化学的観察
松田 浩和村岡 理奈共田 真紀中野 敬介岡藤 範正山田 一尋川上 敏行
著者情報
ジャーナル フリー

2009 年 18 巻 4 号 p. 181-184

詳細
抄録
歯科矯正学的メカニカルストレス付加後に,牽引側において発現するBMPの発現状況について追究した。実験にはddYマウスを用い,Waldo法によって行った。免疫組織化学的にBMP-2-4は,対照群ではいずれも極めて弱い発現であったのに対し,実験群においては20分と極めて初期に強い発現がみられた。これは初期のメカニカルストレスがBMPsの発現増強によってRunx2の発現を促し,骨芽細胞への分化を誘導する事を示すものであろう。
著者関連情報
© 2009 硬組織再生生物学会
前の記事 次の記事
feedback
Top