地盤工学研究発表会 発表講演集
第39回地盤工学研究発表会
セッションID: 667
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加速度応答値による盛土品質管理の有用性
*西尾 貴至北村 佳則武田 勇光黒台 昌弘
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キーワード: 締固め, 盛土, 施工管理
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抄録

近年の大規模土工事では、施工機械の大型化や情報通信技術の活用等により、施工の省力化・効率化が図られている。特に盛土工事では、振動ローラが地盤に与える振動を加速度計で計測し、その周波数を分析することによって得られる地盤応答値を用いて、地盤の剛性を評価する研究が進んでいる。筆者らは、地盤応答値(CCV)のばらつきを統計的に処理して盛土の品質を一定に評価する方法をすでに提案しており、その品質管理方法に基づいて実運用を重ねている。本論文では、実運用で得られたデータをもとに、CCVによる盛土品質管理の有用性と適切な転圧回数管理による省力化の可能性について報告する。

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© 2004 地盤工学会
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