地盤工学研究発表会 発表講演集
第39回地盤工学研究発表会
セッションID: 791
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液状化地盤における鋼管杭の曲げ座屈荷重
*木村 祥裕時松 孝次
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抄録

現行の設計基準では,鋼管杭が水平荷重を受ける場合,曲げモーメントによる局部座屈に対して,幅厚比制限を設けている。一方,杭基礎が上部構造物による自重,及び上部構造物の転倒モーメントにより軸圧縮荷重を受ける場合,沈下等に対する支持力を検討しているだけで,曲げ座屈に対する細長比制限は考えられていない。しかし,液状化により地盤反力が極端に低下した場合,杭の曲げ変形に対する地盤の拘束効果は期待できなくなり,軸圧縮荷重を受ける杭は曲げ座屈を生じるものと思われる。本論文では,地盤の液状化により地盤反力が低下した場合の鋼管杭の曲げ座屈荷重を検討する。地盤反力及びその分布が座屈荷重に及ぼす影響を明らかにする。

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© 2004 地盤工学会
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