長期に亘る大深度下での計測技術の課題と対策

抄録

大深度地下利用法の制定により従来の道路下を主体としたインフラ建設は、地表より40m以深の土地所有者等では通常利用されない空間での円滑な利用が可能となり、今後、この部分での構造物増加が予想される。これに伴い、従来に比較して高い水圧、高い土圧下での作用荷重、変形性状等に関して長期計測のニーズが高まることが想定される。本論文では、高水圧下等での長期間の計測実績を踏まえて、将来に向けた大深度地下での計測技術に関する課題と対策について述べるものである。